
出雲大社の境外摂社である三歳社(みとせのやしろ)は、「福迎の社」とも呼ばれ、出雲大社の境内を出て、山あいへ10分ほど歩いた先に鎮座する小さなお社です。
その立地から、出雲大社を参拝したあとに、少し足を延ばして訪れる方も多く、参拝の締めくくりとして「福を迎える」意味を持つ場所として信仰されています。
にぎわう境内とは異なり、静かな山の空気に包まれた福迎の社は、出雲大社参拝の余韻を大切にしたい方にこそおすすめのお社です。
出雲大社 摂社|三歳社とは
三歳社は、自然に包まれた山あいにひっそりと佇む境外摂社。
出雲大社の賑わいとは対照的に、参道を進むにつれて人の気配が遠のき、静寂と神聖な空気が広がります。
三歳社(みとせのやしろ)ご祭神
三歳社の正式名称は大穴持御子神社(おおなもちみこのかみのやしろ)です。
ご祭神とご利益
- 事代主神(ことしろぬしのかみ)
大国主大神の御子神。
ご利益: 商売繁盛、豊漁、海上安全、学業成就、金運 - 高比売命(たかひめのみこと)
別名・下照比売(したてるひめ)。
ご利益: 縁結び、心身の美、導き、家内安全、交通安全、疫病退散 - 御年神(みとしのかみ)
素戔鳴尊の御孫神。
ご利益: 五穀豊穣、長寿、無病息災、家内安全、商売繁盛、疫病退散
福迎の社・三歳社への行き方

出雲大社境内と神楽殿の間に流れる素鵞川沿を、北へ向かって歩いて行きます。
三歳社の参道

舗装された道を進むと、素鵞川に架かる橋が見えてきます。
橋のたもとには「福迎の社ご案内」の立て看板があります。
看板の右手から未舗装の山道の方へと入ります。
足元に不安がある場合は、そのまま舗装路を進んで三歳社へ行くことも可能ですが、川沿いに木々が生い茂る本来の参道を歩くと、より一層、神聖な空気に包まれる感覚を味わえます。
※なお周辺道路に駐車場はありませんのでご注意ください。
行きかう人も少ない、静かな参道

出雲大社境内は神迎祭の時期ということもあり、多くの参拝者で賑わっていました。
しかし、こちらの参道へ足を踏み入れると、まるで別世界のように静かに。
人の姿はなく、木々の間から差し込む木漏れ日、川のせせらぎ、やさしく吹き抜ける風だけが迎えてくれます。
最初は少し心細く感じるかもしれませんが、静かな森の中の参道を歩いてゆくと、しだいに心が落ち着いて整っていく感じがしました。
川で禊ができる場所

参道の途中には、川へ降りられる石段があります。
川の中には敷石が敷かれていて、水に触れることができます。
三歳社には手水舎がありませんので、ここで手を洗い心身を清めて参拝に向かいました。

柔らかな木漏れ日のさす川沿いを歩き、小さな橋が見えてきたらもうすぐです。
禊の橋を渡って、三歳社へ

川沿いを進むと、小さな木の橋が見えてきます。
この橋は「禊の橋」とも呼ばれ、心身の穢れを祓ってくれるとされています。

神聖な気持ちで橋を渡り、坂道と階段を上っていくと三歳社に到着します。
龍蛇神を感じる滝の風景

禊の橋から見える滝の景色。
下段の川壁に白く浮かび上がり、龍蛇神の姿にも見える場所がありました。
三歳社の佇まい

お社は東向きに建てられています。
階段を上ると、お社の左手に出ます。
広くはない境内に、自然と調和するように、静かに佇むお社。
福迎神事(ふくむかえしんじ)
三歳社では、毎年1月3日 午前1時より『福迎祭』が行われます。
普段は静かな三歳社も、この日ばかりは多くの参拝者が訪れ、縁起物の福柴・福茅をいただき、一年の福と良縁を祈ります。
来年はぜひこの特別な時間に参拝し、深夜の三歳社の空気や福迎祭の様子を体験してみたいと思っています。
出雲大社参拝後に訪れたい三歳社
三歳社は、出雲大社の参拝を終えたあと、少し足を延ばして訪れたいお社です。
御本殿や素鵞社での参拝を終え、境内の喧騒を離れて山の中へ向かうことで、参拝の締めくくりとして、より静かな時間を過ごすことができます。
🌿出雲大社を訪れたら、あわせて立ち寄りたいのが素鵞社です。
御砂のいただき方は、別記事で詳しくまとめています。
三歳社へ向かう途中には、「八雲の瀧(やくものたき)」と呼ばれる滝もあり、あわせて訪れたい場所のひとつでした。
ですが、大雨の影響で、途中の山道が危険な状態とり、現在は立ち入り禁止となっていました。
現地では安全確保のための措置が取られており、無理に進むことはできませんでしたが、またいつか見られる機会があれば良いなと思っています。
アクセス・基本情報
基本情報
- 名称:大穴持御子神社(三歳社)福迎の社
- 所在地:島根県出雲市大社町杵築東195
- 参拝時間:24時間参拝可能
- アクセス:出雲大社から徒歩約10分
- 駐車場:なし
アクセスマップ
まとめ|静けさの中で福を迎える場所
出雲大社の賑わいから少し離れた場所に佇む、福迎の社・三歳社。
素鵞川のせせらぎと木々に包まれた参道を歩いていくうちに、自然と心が落ち着き、整っていくのを感じられる場所です。
手水舎の代わりに川で心身を清め、禊の橋を渡ってお社へ向かう流れは、日常から一歩離れ、気持ちを切り替える時間そのもの。
開運招福や縁結びのご利益はもちろん、「静かに自分と向き合いたいとき」にこそ訪れたい、出雲の中でも特別な空気を持つ境外摂社です。
静かな場所で手を合わせたあとは、その静かに落ち着いた気持ちを、そのまま持ち帰りたくなるものです。
旅先で感じた清らかな空気や願いを、日常へそっとつないでくれる存在として、自然のエネルギーを感じられるパワーストーンを、お守りに選ぶ人も多いようです。
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