『朝山神社』は、島根県出雲市の南、朝山町の 『出雲国風土記』に書かれている、宇比多伎山とされる山の上にある神社で、神社の周囲は「朝山森林公園」となっています。
普段は神職のいない無人の神社ですが、神在月には『神在祭』が行われ、全国の神々が出雲大社へ向かう前にお立ち寄りになる重要な神社でもあります。

気まぐれルート
山陰 出雲の旅 2泊3日 ドライブ旅行 ひとり旅
兵庫県加古川駅 ⇒ 国道2号(加古川バイパス) ⇒ 国道2号(姫路バイパス) ⇒ 播但道 ⇒ 中国自動車道 ⇒ 米子自動車道 ⇒ 国道9号 ⇒ 山陰自動車道 ⇒ 出雲ロマン街道 ⇒ 県道197号 ⇒ 国道431号 ⇒ 出雲大社まで約265km
【1日目】出雲大社 ⇒ 稲佐の浜 ⇒ 出雲ロイヤルホテル
【2日目】出雲大社 ⇒ 出雲そば「かねや」⇒ 日御碕神社 ⇒ 日御碕灯台 ⇒ 『朝山神社』
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島根県出雲市 朝山神社
朝山神社 御祭神とご利益
『朝山神社』御本殿には三柱の神様が祀られています。
主祭神 眞玉著玉之邑日女命(またまつくたまのむらひめのみこと)・・・容姿が美しく玉のような麗しい心をもった女の神様
神魂命(かみむすひのみこと)・・・出雲の国の共同の守護神で、親神様として崇拝した神様
大巳貴命(おおむなちのみこと)・・・出雲の国を開拓した別名大国主命(おおくにぬしのみこと)
ご利益 良縁・縁結び
主祭神 眞玉著玉之邑日女命は神魂命の御子にして姿容端正 淑徳玉の如し坐し坐せば「大己貴命娶り給いて毎朝に通い 坐しき故朝山と云う」と出雲風土記に記さる。(朝山神社々紀より引用)
主祭神、眞玉著玉之邑日女命(またまつくたまのむらひめのみこと)は、神魂命の御子で、たいそう美しいお方であり、「大巳貴命が妻として迎え、毎朝お通いになられた故に、朝山と言う」と出雲風土紀に書かれています。
朝山神社の神在月の神事 神迎祭
旧暦10月10日~10月17日まで出雲大社では『神在祭』が行われますが、全国の神々は出雲大社の神在祭の前、旧暦10月1日~10月10日まで、『朝山神社』の宿泊社である『十九社』に滞在されます。
ここ『朝山神社』では、出雲大社に先駆け旧暦10月1日に『神迎祭』が行われます。
神迎神事は、拝殿でお祓いを終えた宮司と神籬(ひもろぎ)を携えた総代が、境内から神社の入り口の鳥居前に向かいます。
宮司が鳥居の外側に設けられた祭壇で、全国の神々をお迎えになる神迎神事を執り行います。神様の依り代となる神籬(ひもろぎ)は白い布で囲まれ、杉林の参道を上がりご本殿の周りをぐるりと廻って、10日間を過ごされる『十九社』へ遷されます。
朝山神社の神在月の神事 神送祭

『朝山神社』では、旧暦10月10日に神事『神送祭』が行われます。
『神迎祭』から10日間、全国の神々がお過ごしになられた『十九社』で宮司が祝詞を唱え、玉串を捧げます。
『十九社』から神籬(ひもろぎ)が白布で囲まれて、本殿の周りを一回りし、神社の入口の鳥居まで運ばれます。

旧暦10月10日夕刻4時ころ、朝山神社の鳥居前で宮司が鈴を鳴らし、次の出雲大社の神迎神事の地、稲佐の浜へと神々をお送りします。
夕刻7時には、稲佐の浜で出雲大社の『神迎神事』が執り行われます。
朝山神社 ご神門

苔むした石畳と石段の参道が風情があります。

朝山神社 手水舎

天照皇大御神

天照皇大御神もお祀りされています。高天原の神々の中の最高神であり太陽の神様。
朝山神社 境内社 船子神社

御祭神 猿田彦命・・・物事を良い方へと導く みちひらきの神様
ご利益 交通安全、方位除け、五穀豊穣、事業開運、学業成就、縁結び、夫婦円満、所願成就、 芸能

御祭神 皇之命
ご利益 五穀豊穣、商売繁盛、国家安寧、 殖産振興
朝山神社 境内神社 杉尾神社

御祭神 豊受姫命(とようけひめのみこと)
ご利益 衣食住の守護神として、家内安全、無病息災、商売繁盛など、さまざまな願い事にご利益があるとされています。
朝山神社 境内社 朝山十九社

御祭神 八百萬神(やおよろずのかみ)
旧歴10月1日より10日間は、全国の八百萬神々が宿泊されるご宿社。 この期間は普段閉ざされている扉が開かれています。
平日は八百萬神の遥拝所となります。
朝山神社 御本殿

朝山神社の神在月の御朱印

『朝山神社』は普段、常駐の神職がいない無人の神社です。参拝した当日には御朱印を頂くことができません。
では、御朱印を頂くにはどうすればいいのでしょうか?
⇓⇓⇓こちらの記事で『朝山神社』の御朱印のいただき方を解説しています。