
沼島は、日本の国土創造神話である「国生み神話」の舞台とされる島です。
伝説によると、伊弉諾尊と伊弉冉尊の二神が、天の浮橋から天沼矛(あめのぬぼこ)で混沌とした地上を
「コヲロ、コヲロ」と掻き回し、その際に滴り落ちたものが積もって、最初にできた島が「おのころ島」だと伝えられています。
この「おのころ島」の候補地は日本各地に存在しますが、沼島はその有力な候補地のひとつとされています。
🌿 沼島への行き方やアクセス方法は、別記事で詳しくまとめています。
自凝神社の御由緒
創建年は不詳。
古くから沼島の人々は、自凝神社が祀られる「おのころ山」を御神体とし、山裾の海岸「水の浦」から遥拝していたと伝えられています。
もともとは「沼島七社」の一つである自凝社の小祠でしたが、大正11年(1922年)頃に現在の社殿が創建され、拝殿は平成14年(2002年)に再建されました。
自凝神社の御祭神とご利益
御祭神
- 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
- 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
日本神話において、淡路島をはじめ日本の国々や数多くの神々を生み出した、国生み・神生みの夫婦神です。
ご利益
- 夫婦円満
- 安産
- 子授け
- 縁結び
など、人生の節目に寄り添うご利益があるとされています。
自凝神社への行き方

沼島八幡神社を参拝した後、海岸沿いの道を南西方向へ進むと案内標識が現れます。

道は細く、上り坂が続きます。

途中、イノシシに注意の看板あり。

舗装されていない箇所もあります

少し不安になる場面もありますが、道標を頼りに進めば迷うことはありません。

参道入口には社号標が立ち、そこから長めの石段が続きます。

入り口から長めの階段があります。

階段の途中には石の鳥居があり、登り切った先に拝殿が建っています。

階段を登り切ってすぐのところに拝殿があります。
自凝神社の御朱印

自凝神社は、無人の神社です。
御朱印は、沼島八幡神社でいただくことができます。
- 初穂料 300円
🌿御朱印のいただき方は、こちらに詳しくまとめています。
伊弉諾尊・伊弉冉尊の石像

拝殿の右手から山道方面へ進むと、自凝神社の御祭神である伊弉諾尊・伊弉冉尊の石像が静かに佇んでいます。
国生み神話の世界観を、より身近に感じられる場所です。
自凝神社へのアクセスと基本情報
基本情報
- 名称:自凝神社(おのころじんじゃ)
- 所在地:〒656-0961 兵庫県南あわじ市沼島73
- アクセス:
南あわじ市・土生港から船で約10分 沼島港から徒歩約10分
🌿沼島港までの船の情報や島内の歩き方をまとめました。初めての方は、事前にチェックしておくと安心です。
マップ
🌿沼島は日帰りでも訪れられますが、淡路島に宿泊してゆっくり巡るのもおすすめです。
まとめ|国生み神話伝承の地
自凝神社(おのころじんじゃ)は、国生み神話に登場する「おのころ島」の伝承地のひとつとして、沼島を語るうえで欠かせない存在です。
派手さはありませんが、海と山に囲まれた静かな場所に佇む境内には、神話のはじまりの地らしい落ち着いた空気が流れています。
沼島を訪れたなら、上立神岩や沼島八幡神社とあわせて巡りながら、島に息づく神話と信仰のつながりを感じてみてはいかがでしょうか。


