
島根県松江市に鎮座する八重垣神社は、良縁や恋愛成就を願う人々に広く知られる神社です。
日本神話の舞台・出雲に残る由緒と、境内奥に広がる佐久佐女の森の「鏡の池」の占いでも知られ、全国から多くの参拝者が訪れています。
島根県松江市|八重垣神社とは
八重垣神社は、日本神話に登場する夫婦神をお祀りすることから、縁結び・夫婦円満を願う人々が訪れてきた神社です。
とくに「ご縁」を大切にする神社として、恋愛や結婚だけでなく、人生の節目に良縁を願い、訪れる人も多いです。
御祭神
- 素盞嗚尊(すさのおのみこと)
暴風雨を司り、災いを祓い、悪しきものから人々を守る神 - 稲田姫命 (いなだひめのみこと)
素盞嗚尊の妻神。五穀豊穣・農耕の神として信仰される女神
この二神は、日本神話の中で結ばれた夫婦神であり、その神話に由来して、縁結び・夫婦円満の信仰が生まれました。
- 大己貴命(おおなむちのみこと)
別名 大国主命。国造り、医療、縁結びの神
ご利益
八重垣神社のご利益で最も知られているのは縁結びです。
- 恋愛成就
- 夫婦円満・結婚運向上
- 子授け・安産
といったご縁に関する願いにご利益があるとされています。
また、素戔嗚尊は厄災を祓う神としても信仰されており、家内安全や人生の節目での厄除けを願う参拝者も少なくありません。
佐久佐女の森と鏡の池|良縁占い
八重垣神社の境内奥に広がる佐久佐女の森と、その一番奥にある鏡の池。
鏡の池では、占い用紙を水面に浮かべ、硬貨を乗せて沈む速さと場所で、良縁の時期や縁がある人との距離を占います。
恋愛や結婚だけでなく、仕事・人間関係など、さまざまなご縁を占うことができます。
※2025年放送の朝の連続テレビ小説『ばけばけ』では、ヒロイン・トキが恋の悩みを抱え、恋占いをする場面のロケ地として、八重垣神社の鏡の池が使われました。
物語の中でも、想いに向き合う象徴的な場所として描かれています。
🌿鏡の池の占い方法や意味、実際に訪れたときの雰囲気を、体験談とともに詳しく紹介しています。
神話と御由緒|八重垣の名の由来
日本神話によると、素戔嗚尊は出雲の地で、八岐大蛇(やまたのおろち)に苦しめられていた老夫婦と、その娘・稲田姫に出会います。
稲田姫を救うため、素戔嗚尊は八岐大蛇を退治し、二神は夫婦となりました。
素戔嗚尊の歌碑

素戔嗚尊が、稲田姫命を妻に迎え、新居を出雲の地に定めた際に詠んだとされる和歌が刻まれた石碑です。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣造る その八重垣を」
(訳:雲が幾重にも湧く出雲の地で、妻との新居によい場所を見つけた 妻のために垣根を幾重にも造ろう)
この歌は日本最初の和歌ともいわれ、八重垣神社の社名の由来となった歌として、今も大切に伝えられています。
神話の世界が言葉として形に残された場所であり、八重垣神社が「縁結びの神社」として信仰されてきた背景を、より深く感じられるスポットです。
境内の見どころ
八重垣神社 ご本殿

夫婦神をお祀りする、八重垣神社の中心となる社殿。
手水舎

鳥居の手前にあり、参拝前に心身を清めます。
木製の鳥居

入り口には八重垣神社の額が掲げられた、木製の鳥居が立っています。鳥居の向こうは随神門です。
八重垣神社の境内社
社日社

御祭神:天照大神、倉稲魂命、埴安姫命、少彦名命、大己貴命
農耕に関わる五柱の神様がお祀りされています。
山神神社

御祭神:大山祇命(おおやまつみのみこと) 山や水、農耕の神様とされています。
初めて見るとびっくりしますが、男性のシンボルが祀られています。
安産・子宝・夫婦和合にご利益があるとされています。
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伊勢宮・脚摩乳神社

右:伊勢宮
御祭神:天照大御神
左:脚摩乳(アシナヅチ)神社
御祭神:脚摩乳命 稲田姫命の父神様
手摩乳神社

御祭神:手摩乳命 稲田姫命の母神様
貴布禰神社(きふねじんじゃ)

御祭神:高靇命(たかおかみのみこと) 水に関わる神様
八重垣神社 参集殿

社務所と授与所

授与所では神札やお守り、御朱印、鏡の池の占い用紙をいただくことができます。
八重垣御神水

御神水は "飲用可”とありましたので、手にすくってのどを潤しました。
八重垣神社の御朱印

- 受付場所:社務所左手の授与所
- 受付時間:9:00~17:00頃
- 初穂料:300円
八重垣神社の御朱印は中央に神社名の朱印、右に参拝、左に日付が入ります。
八重垣神社 夫婦椿(連理玉椿)

境外の鳥居前、道路を挟んだ向かい側に立つ夫婦椿。
二本の椿が一体となった姿は、夫婦和合・縁結びの象徴として大切にされています。
八重垣神社へのアクセスと基本情報
基本情報
- 名称:八重垣神社
- 所在地:〒690-0035 島根県松江市佐草町227
- 電話:0852-21-1148
- アクセス
車:JR松江駅より約15分/松江中央ICより約6分
バス:JR松江駅4番乗り場 → 八重垣神社バス停(約20分) - 駐車場:あり(無料)
- HP:https://yaegakijinja.or.jp/
マップ
八重垣神社 は松江市内にあり、市街地からも比較的アクセスしやすい場所に鎮座しています。
縁結びの神社として知られる八重垣神社を参拝し、鏡の池で静かな時間を過ごしたあとは、そのまま松江に戻って一泊するのも、無理のない巡り方です。
松江は城下町としての落ち着いた雰囲気があり、夜は宍道湖の景色を眺めながら、旅の一日をゆっくり振り返ることができます。
翌日は、出雲大社 方面へ向かったり、松江城や周辺の神社を巡ったりと、余裕を持った行程を組めるのも松江泊の魅力です。
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まとめ|ご縁と向き合う時間を大切にしたい神社
八重垣神社 は、日本神話の中で結ばれた夫婦神をお祀りし、古くからご縁を大切にする人々に親しまれてきた神社です。
本殿での参拝に始まり、佐久佐女の森の鏡の池での占い。
自分の想いと静かに向き合う時間のように感じられました。
とくに鏡の池では、結果を待つ時間や、その場を離れて戻る時間さえもが、ご縁について考える大切なひとときになります。
出雲大社とあわせて参拝する人も多い八重垣神社ですが、一日で詰め込まず、無理のない行程で巡ることで、出雲の空気や神話の余韻をより深く味わえるはずです。
良縁を願うときはもちろん、人生の節目や、気持ちを整えたいときにも、そっと訪れたい神社です。

