
出雲大社境内と神楽殿の間に流れる素鵞川沿を北向きに歩いて行きます。

舗装された道路を進んで行くと素鵞川に架かる橋があり "福迎の社ご案内” の立て看板があります。
看板の右手から未舗装の山道の方へと進みます。
足元が不安な場合は舗装された道路をそのまま進んで行って三歳社に行くこともできますが、川沿いの木々が生い茂る本来の参道を歩いて行くと、神聖な空気に包まれていますので、こちらの参道を通って行くのがおすすめです。
道路側から三歳社へも行けますが、お車の場合は駐車場がありませんので注意が必要です。

橋から未舗装の参道入り口付近。
出雲大社境内は神迎祭の期間中ということもあり、ことのほか多くの参拝者でにぎわっていましたが、うってかわってこちらは、ほとんど人通りがなくというより、まったく人の気配が感じられず、一見、一人で行くには怖いような気もしました。
ですが、参道に歩みを進めると、木々の合い間からさす木漏れ日や川の水の流れる音、優しく吹く風にも癒され、神聖な空気を感じることができました。


参道の途中に川へと降りることができる石段があります。川の中には敷石で足場が作られており、川の水に触れることができます。
三歳社には手水舎がありませんので、こちらで手を洗い清め、心身の汚れを祓う禊をしてからお参りすると良いでしょう。

橋が見えてきたらもうすぐです。

木の橋が架かています。川に架かる橋は禊の橋とも呼ばれ心身の汚れを祓ってくれます。
神聖な気持ちで橋を渡り、三歳社へお参りに向かいましょう。
ここからは上りの坂道で階段を上がっていきます。

橋から見た滝の風景ですが、下の段の川の壁、白く浮き上がった龍蛇神様に見えます。

お社は東向きに建っており、階段を上っていくとお社の左側に出ます。

広くはない敷地にひっそりと佇むお社です。
お社の左手に写っている階段が道路側から三歳社へ続く道です。
三歳社のご利益
事代主神 出雲の国譲りの際に釣りをしており、釣りの神が転じて豊漁の神とされ、釣り竿を持つ姿から七福神のえびす様とも同一視されています。
商売繁盛、豊漁、海上安全、学業、 金運などのご利益があるとされています。
高比売命 別名下照姫は、大国主大神の娘で地面に照り映え光り輝くほどの美しい女神だったといわれています。
心身を美しく保つ、縁結び、導き、家内安全、商売繁盛、交通安全、疫病退散などのご利益があるとされています。
御年神 元旦に家々に新年の幸せをもたらすために、高い山から降りてくる年神様。お正月の門松やしめ飾り、鏡餅は、年神様をお迎えするためとされます。
五穀豊穣、長寿、無病息災、家内安全、商売繁盛、 疫病退散などのご利益があるとされています。
福迎神事(ふくむかえしんじ)
三歳社では、毎年1月3日の未明、午前1時より『福迎祭』が行われます。
普段はひっそりと参拝者も少ない三歳社ですが、この日ばかりは夜を徹して多くの参拝者が訪れ、縁起物の『福柴』『福茅』をいただき、一年の服を迎えて幸縁を祈ります。
アクセスマップ
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基本情報
名称 | 大穴持御子神社(おおなもちみこのかみのやしろ)三歳社(みとせのやしろ) |
所在地 | 島根県出雲市大社町杵築東195 |
参拝時間 | 24時間参拝可能 |
交通アクセス | 出雲大社から北へ徒歩約10分 |
駐車場 | なし |

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