前回、被せ物を外して土台となっている芯棒を抜き、歯茎の腫れとなっている神経の根幹部の掃除をして薬を詰めた。
前歯ではなく4番目の歯だったからだろうか、仮歯を被せることなくセメントを詰めただけだった。
被せ物をしていたので歯を全体的に削っているから、見た目は小さい歯にセメントが詰まっている。
前回の治療後、歯の根っこの部分を治療すると痛みが出たり、腫れることもあるとの事だったが、何事も無く大丈夫だった。
問題はヒビが入っているこの歯は、抜いてしまうことになるのだろうか?
できれば抜くのは嫌だな。
この歯を抜いて両隣の歯でブリッジにした場合、両隣の歯を削って3本で一つになった歯を被せる。真中の歯は歯茎の上にのっている状態になる。
そのブリッジ下の隙間に食べ物が挟まったり、汚れが溜まったりするので専用の掃除の仕方があるらしい。
食べにくくなりそうだし、お手入れも大変そうだ。
先生と相談の結果、被せ物をしても直ぐに駄目になるかもしれないけれど、無理くりヒビが入っている部分と心棒ごとセメントで固めて、新しい被せをすることになった。
今回の治療は最終的な薬を詰めてレントゲンを撮り、薬がちゃんと詰まっているか確認して終了。
次回は、腫れや痛みなど問題がなければ、土台となる心棒を立てて型を取とのことで、新しい被せ物の材質の説明を受けた。
保険の範囲内では、今と同じプラスチックになる。
自由診療でセラミックにもできるが、1本11万円かかるのでお値段の差がかなりありますが、どうされますか?と聞かれた。
前歯ほど目立つ位置でもないし、前歯自体が保険治療のプラスチックなのだから。
あえてセラミックにする必要もないし、ここは保険治療でかまわないな、と思い保険の分で治療することにした。
1週間後できあがった差し歯は真っ白なものだった。20~30年前は全体は金属で外側だけが白い差し歯だったのに今は白くできる範囲が広がったそうだ。銀歯じゃない歯が入ってとてもうれしかった。
やっぱり前歯も白いきれいな歯にしたい。前歯5本。セラミックの差し歯に入れ替えることにした。