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兵庫県 高砂市 鹿嶋神社(かしまじんじゃ)

兵庫県高砂市の一願成就の神様 鹿島神社に行ってきました。

兵庫県 高砂市 鹿島神社 本殿
鹿嶋神社 本殿

兵庫県では4月に入ってからも曇りや雨の日も多く、加古川市では10日前の4月16日夜、大きなものでゴルフボール大の雹が降ったり、突風が吹いたりと不安定な天気が続いていましたが、久しぶりに良いお天気となり、気持ちも晴れ晴れとご参拝することができました。

鹿嶋神社

鹿嶋神社の由来

鹿嶋神社は、遠く聖武天皇により播磨の国(現:兵庫県明石~赤穂)に国分寺の東院として大日寺が建立された時、その鎮護の神として奉祀されました。 天正6年(1578年)羽柴秀吉が神吉城(兵庫県加古川市に一部遺構として現存)を攻略した時に当地も戦火に見舞われ灰燼に帰しましたが、大神様の高きご神威によりご神殿に戦火が及ぶことはありませんでした。
付近一帯は一時荒廃するも、地徳新村の開発とともに寛文年間(1661~73年)に新しく神社建立の議が上がりました。そして当時の姫路藩主松平直矩公のご賛同をいただき、境内地及び各種資材の寄進を受け、景勝「鷹の巣崖山」の誉れが宿る当地にお社を建立し、 かつての御祭神「武甕槌命」「経津主命」をお祀りしました。(鹿嶋神社ホームページ鹿嶋神社の由来より引用)

ご祭神 武甕槌命(たけみかつちのみこと)
    経津主命(ふつぬしのみこと)

鹿嶋神社は一つの願いを心を込めてお詣りすれば、その願いは必ずかなえられる ”一願成就の神様” とされています。
あれもこれもとたくさんの願い事をせずに、ただ一つの一番叶えたい願いを心を込めてお参りすることが大切です。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 チタン大鳥居
チタン製大鳥居

駐車場前の参道入り口に立つチタン製大鳥居は、高さ26m幅35mと日本最大級の大きさを誇ります。
古きよき伝統を残しつつも、未来への大きな羽ばたきのための神社のシンボルとして、平成 10 年に最新の技術と、 夢の超合金としてのチタン材を駆使した大鳥居が建立されたそうです。


この日は大鳥居右手にある駐車場で骨董市が開かれていました。(毎月第4日曜日 7時00分~14時00分開催 雨天中止)

兵庫高砂市 鹿嶋神社 赤鳥居
兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 鳥居

赤門と ”武運長久” ”國威宣揚” と刻まれた石鳥居。参道の両側には、かしわ餅を売るお店が並んでいます。
気になりつつもまずはご参拝へと向かい、帰りに買って帰ることにしました。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 表参道 鳥居

境内参道入り口の鳥居。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 縁起
鹿嶋神社縁起について
兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 表参道 鳥居

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社

もみじの新緑に囲まれた参道と鳥居。両脇には苔むした古い燈籠が立ち並びます。秋には素晴らしい紅葉も楽しめます。
鳥居の下をくぐるように棚が作られていますが、これは8月になると棚いっぱいに色とりどりの風車が飾られ、参道を吹き抜ける風にクルクルと回る姿は涼しげで、人気の写真撮影スポットにもなっています。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 手水舎
手水舎
兵庫県 高砂市 鹿島神社 手水舎

参道を進むと左手に手水舎があります。手水舎には鹿嶋神社の象徴で神様の使いである鹿が掘られた石柱があります。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 階段

手水舎を過ぎると本殿へと続くのぼりの階段があります。 両脇の狛犬にはひときわ鮮やかな紫色のよだれかけがかけられています。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社

階段をのぼり切ると本殿前の広場に出ます。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 狛犬
兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 狛犬

広場前の門の両脇には白く輝く立派な大理石の狛犬がおります。

狛犬について(案内板より引用)

狛犬は魔除けの神の使いとして唐の国より渡って来たものと伝えられています。
当狛犬は台湾の奥地で切り出された白大理石の原石を台湾の国展審査員で第一級の彫刻家として有名な林聡恵氏が精魂こめて彫り込まれた作品で高さ約2.5米重さは一体4トンあり東洋では類のないものと云われております。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 本殿
鹿嶋神社 本殿
兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 鯉のぼり

神殿前には子供の健やかな成長を祈願して色とりどりの鯉のぼりが奉納されていました。鯉のぼりは5月に入ると本殿前の広場で大空に掲揚され風にたなびき飛翔する姿を見ることができます。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 絵馬 千羽鶴

鹿嶋神社では ”ご神殿廻り” という参拝方法があります。ご神殿の周りを願掛けする人の数え年の年齢分の回数廻れば願いが叶うとされています。ご神殿右手には祈願竹(竹の棒)が用意されています。これは廻る数を間違わないようにするためのもので、廻る回数分の竹を持ち一廻り毎に竹を一本ずつ祈願竹箱に戻していきお参りをします。


ご神殿廻りの際にご神殿の背面をノックしている方がおられました。鹿嶋神社のホームページには ‟ご神殿の背面をノックすることは作法に反します” と記載されていますので心に留めておいてください。

ご神殿の周りには願いを込めた絵馬や千羽鶴がたくさん奉納されています。千羽鶴は折り鶴に平和や幸福、病気平癒などを願う気持ちが込められていますが、そこには自分の願いではなく、大切な誰かのことを願って奉納されているように思います。一羽一羽心を込めて折り上げた折り鶴を一つに束ねて”千羽鶴”として奉納された色とりどりの千羽鶴を見ていると、その強く願う思いの深さに心が熱くなる思いがしました。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 摩り願い石(なずり願い石)
摩ずり願い石 
兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 摩りダルマ様(なずりダルマ様)
摩ずりダルマ様

ご神殿廻りの際に、”なずり願い石 ”や ”なずりダルマ様” をひと撫でするとさらに良いそうです。
摩り願い石の側面には、「一願成就」「病気平癒」「開運厄除」「家内安全」「商売繁盛」「受験合格」が刻まれています。 自分の祈念する思いの文字の上をひと撫でして廻ります。
摩りダルマ様は壁に向かって九年間座禅して悟りを開かれた「だるま大師」様に触れることにより御利益があると言われています。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社
香炉舎と灯明舎

本殿の左手前には線香を奉納する ”香炉舎” とローソクを奉納する ”灯明舎” があります。お寺にはよくありますが神社では珍しい光景です。
鹿嶋神社では神前で香を焚き、お灯明を点ずるという珍しい慣わしがあり、これは武将が出陣に臨む際に鹿島神社に詣で、武運長久を祈念するとともに、甲(かぶと)に香を焚きしめて勇ましく出陣したという故事にのっとったものだそうです。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 荒神社
荒神社
兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 戎社 出雲社
出雲社と戎社 

本殿左手に ”戎社” ”出雲社” ”三宝荒神社” のお社が並んでいます。
戎社のご祭神は事代主神ことしろぬしのかみ 商業の神、信用の神 
出雲社のご祭神は小名毘古那神すくなびこなのかみ 国造の神、医薬の神、まじないの神 
三宝荒神社は荒神さまとも呼ばれ、かまどの神様として知られています。 三宝とは ”火の神様” 火産霊神ほむすびのかみ"かまどの神様" 奥津日子神おくつひこのかみ奥津比売神おくつひめのかみの三神を表しています。生活の根本である衣食住の恵みを授けてくださる守り神で、安産の守護神としても信仰されています。

兵庫県 高砂市 鹿島神社 八秀稲荷大明神

八秀稲荷大明神 登山道の入り口ともなっています。登山道の右側に、手前から ”稲荷社” ”三神合祀社” ”太郎坊権現” のお社があります。

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兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 稲荷社
稲荷社

稲荷社(案内板より転載)

稲荷神を祀る神社を稲荷神社と呼び、日本各所にあります。食物、農業、殖産興業、商業などの神様で、お稲荷様、お稲荷さんの名前で親しまれており赤い鳥と神使の白い狐がシンボルです。
稲荷神社では、「古事記」「日本書紀」などの日本神話に記載される宇迦之御魂神うかのみたまのかみ・ 豊宇気檜毘売神とようけびめのかみ保食神うけもちのかみ大宣都比売神おおげつひめのかみ若宇迦売神わかうかめのかみ御饌津みけつかみなどの穀物・食物の神を祭神とします。
総本山である伏見稲荷大社では、五穀を司る宇迦之御魂神を主祭神としています。
この稲荷社は、伏見稲荷大社より御霊わけされたものです。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 三神合祀社
三神合祀社


三神合祀社 (案内板より転載)

鹿島大神福成大神當勝大神まさかつおおかみの三神をお祀りしています。

鹿島大神は、天地の始めの時になりませる高皇産霊神と天照大御神の命を受けて、日本の国譲りと神武天皇の東征を成功に導かれた建国の大神です。
福成大神は、景行天皇が九州遠征の折、海上守護神である宗像三女神をお祀りになったものです。神功皇后より「神の助けによって大いに福成りぬ」と言われました。「災い転じて福となす」の言葉から、成功祈願の神様とも言われています。
當勝大神まさかつおおかみは、正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊まさかあかつかつはやひあめのおしほみみのみことで、正哉吾勝は「正しく勝った、私が勝った」、勝速日は「勝つこと日が昇るが如く速い」の意で、勝運授福の神、開運繁栄の神とされています。また、稲穂の神・農業の神でもあります。 

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 太郎坊大権現
太郎坊大権現


太郎坊権現社にまつられる八束水臣津野命やつかみずおみつぬのみことは、巨大な水の神であり、稲穂の神、農業の神、 また、国造りの神、勝負の神とも言われています。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 神鹿

本殿から右側にはご参拝の帰り道となるスロープ前に鹿嶋神社の象徴で神様のお使いである鹿の青銅があります。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 祈祷殿
祈祷殿

祈祷殿の右側は授与所になっており、お札やお守り、御朱印を頂きことができます。

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 鹿嶋大神
兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 一願成就

祈祷殿前の巨大な石碑には参道側に「鹿嶋大神」、祈祷殿側に「一願成就」の文字が刻まれています。

鹿嶋神社の御朱印

兵庫県 高砂市 鹿嶋神社 御朱印 卯月

鹿嶋神社の御朱印を頂きました。青色の判子はその月々で変わります。4月には卯月の判が押されています。
御朱印は午前8時~午後 4 時まで、祈祷殿で頂くことができます。

アクセスマップ

基本情報

名称鹿嶋神社(かしまじんじゃ)
所在地〒676-0828 兵庫県高砂市阿弥陀町地徳279番地
TEL079-447-4676
参拝時間24時間可能
交通アクセス姫路、加古川から神姫バス「鹿嶋神社行」
JR曽根駅から、徒歩約30分、車約5分
駐車場あり 無料 400台 (※お正月は有料)
公式HPhttp://www.kashimajinja.or.jp/

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