兵庫県高砂市の北部、緑豊かな地域に佇む『鹿嶋神社』は、一願成就の神様として知られる由緒ある神社です。
人々の切なる願いを叶える霊験あらたかな神社で、地域の人々から篤く信仰されています。

鹿嶋神社(かしまじんじゃ)
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日本最大級の大きさ チタン製の大鳥居

参道入り口に立つチタン製大鳥居は、かなり遠くからでも目立つ存在感。高さ26m幅35mと日本最大級の大きさを誇ります。
古きよき伝統を残しつつも、未来への大きな羽ばたきのための神社のシンボルとして、平成 10 年に最新の技術と、 夢の超合金としてのチタン材を駆使した大鳥居が建立されたそうです。
この日は大鳥居の右手にある駐車場で骨董市が開かれていました。(毎月第4日曜日 7時00分~14時00分開催 雨天中止)


赤門と ”武運長久” ”國威宣揚” と刻まれた石鳥居。参道の両側には、かしわ餅と焼き餅を売るお店が並んでいます。
気になりつつも、まずはご参拝へと向かい、帰りに買って帰ることにしました。
参道入り口の石の鳥居

境内参道入り口の鳥居と傾いて寄り添う杉の木。



訪れた時期は初夏。もみじの新緑がまぶしく、さわやかな空気に包まれた参道です。両脇には苔むした古い燈籠が立ち並びます。
季節ごとに表情を変える境内の景色も、鹿嶋神社の魅力の一つです。春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の静寂と、訪れるたびに異なる美しさに出会えます。
鳥居をはさんで棚が作られていますが、これは8月になると棚いっぱいに色とりどりの風車が飾られ、参道を吹き抜ける風に風車がクルクルと回る姿は涼しげで、人気の写真撮影スポットにもなっています。
手水舎


参道を進むと左手に手水舎があります。手水舎には鹿嶋神社の象徴で神様の使いである神鹿が掘られた石柱があります。

手水舎を過ぎると本殿へと続くのぼりの階段があります。 両脇の狛犬にはひときわ鮮やかな紫色のよだれかけがかけられていました。

階段をのぼると本殿前の広場に出ます。


広場前の門の両脇には白く輝く立派な大理石の狛犬がおります。
鹿嶋神社ご本殿

『鹿嶋神社』の特徴は、その穏やかな雰囲気と、地域に深く浸透した信仰です。 境内には静かな空間が広がり、静寂と厳かさが訪れる人々の心を包み込みます。
御神前で静かに祈りを捧げる人。御神殿廻りで切なる願いを一心に願う人。鹿嶋神社はまさに『祈りの聖地』です。
鹿嶋神社のご祭神
ご祭神 『武甕槌命』
『経津主命』
武勇の神、国家鎮護の神、剣の神、雷の神として知られる神様です。国譲りの神話においては、天照大御神の命を受けて出雲の国に派遣され、大国主命と国譲りの交渉を成就させました。

『鹿嶋神社』に訪れた時期は4月下旬、5月の端午の節句の前でした。
御神殿前には子供たちの健やかな成長を祈願する色とりどりの鯉のぼりが奉納されていました。鯉のぼりは5月に入ると本殿前の広場で大空に掲揚され風にたなびき飛翔する姿を見ることができます。
鹿嶋神社のお詣りの風習 ご神殿廻り
鹿嶋神社では 『ご神殿廻り』 というお詣りの風習があります。ご神殿の周りを願掛けする人の数え年の年齢と同じ回数廻れば、必ず願いが叶うとされています。(お百度参りと同じような祈願の風習です)
ご神殿の右手に祈願竹(竹の棒)が用意されています。これは廻る回数を間違わないようにするためのもので、廻る回数分の竹を持ち一廻りする毎に竹を一本ずつ祈願竹箱に戻します。祈願竹がすべてなくなれば、間違えなく数え年の数だけ廻れたことになります。
鹿嶋神社のご参拝の際には、必ずしもご神殿廻りをしなければならないわけではありませんが、病気平癒の祈願や合格祈願など、切なる願い事がある場合には、ご神殿廻りで祈願されている方も多いようです。

ご神殿廻りの際にご神殿の背面をノックされている方も見受けられますが、『鹿嶋神社』の公式ホームページには ‟ご神殿の背面をノックすることは作法に反します” と記載されていますので心に留めておいてください。
千羽鶴の奉納の仕方
ご神殿の周りには願いを込めた絵馬や千羽鶴がたくさん奉納されています。千羽鶴は折り鶴に平和や幸福を求める心、病気平癒などを願う気持ちが込められ奉納されています。
千羽鶴を奉納したい場合は、千羽鶴を持参して社務所に申し出ます。
「折鶴は 1000 羽である必要はありません。」とのことで、千羽でなくても一つに束ねられていれば良いそうです。
社務所でつけ札を頂いて、名前と奉納日(年月日)を記入して千羽鶴につけて奉納します。千羽鶴を奉納する時に使う器具は社務所でお借りできます。
奉納した千羽鶴は、付札の日付に基づき翌年度の一願祭等で祈祷していただいた後、護摩木と共にお焚き上げしていただけます。
奉納された方の願いや、大切な誰かのことを願って、一羽一羽折り上げられた千羽鶴。奉納されている色とりどりのたくさんの千羽鶴を見ていると、その強く願う切なる思いの深さに心が熱くなる思いがしました。
鹿嶋神社のご利益


ご神殿廻りの際には、『摩り願い石 』や 『摩りダルマ様』 をひと撫でするとさらにご利益があるそうです。
『摩り願い石』の側面には、「一願成就」「病気平癒」「開運厄除」「家内安全」「商売繁盛」「受験合格」が刻まれています。 自分の祈念する思いの文字の上をひと撫でして廻ると良いそうです。
『摩りダルマ様』は壁に向かって九年間座禅して悟りを開かれた「だるま大師」様に触れることにより、「開運招福」「家内安全」「商売繁盛」「合格祈願」「必勝祈願」「魔除け」「病除け」「五穀豊穣」などのご利益があると言われています。
神社で香を焚く珍しい風習

本殿の左手前には線香を奉納する ”香炉舎” とローソクを奉納する ”灯明舎” があります。お寺にはよくありますが神社では珍しい光景です。
鹿嶋神社では神前で香を焚き、お灯明を点ずるという珍しい慣わしがあり、これは武将が出陣に臨む際に鹿島神社に詣で、武運長久を祈念するとともに、甲(かぶと)に香を焚きしめて勇ましく出陣したという故事にのっとったものだそうです。
末社


本殿左手に ”戎社” ”出雲社” ”三宝荒神社” のお社が並んでいます。
『戎社』のご祭神は事代主神 商業の神様、信用の神様 です。
『出雲社』のご祭神は小名毘古那神 国造の神様、医薬の神様、まじないの神様です。
『三宝荒神社』は荒神さまとも呼ばれ、かまどの神様として知られています。 三宝とは ”火の神様” 火産霊神と "かまどの神様" 奥津日子神、奥津比売神の三神を表しています。
生活の根本である衣食住の恵みを授けてくださる守り神で、安産の守護神としても信仰されています。
鹿嶋神社の象徴(神使)神鹿

鹿嶋神社の象徴で神様のお使いである青銅の『神鹿』。参拝の帰り道はここからスロープになっていて、祈祷殿へと続いています。
ベビーカーや車イスの方は、こちらのスロープから参拝に向かうこともできます。
鹿嶋神社の御朱印がいただける受付場所と時間、初穂料

鹿嶋神社の御朱印は『祈祷殿』の右手の授与所でいただけます。御本殿のお参りを済ませた後、右手のスロープを下りてくると祈祷殿にたどり着きます。お札やお守りもここで授与していただけます。
受付時間は、8 : 00 ~ 16 : 00 まで
初穂料は 300円
御朱印は持参した御朱印帳に記帳して頂くほか、用意されている奉書紙に記入していただくこともできます。
鹿嶋神社にはオリジナルの御朱印帳が2種類あります。
鹿嶋神社の御朱印

鹿嶋神社の御朱印は、中央に『鹿嶋神社』の文字、神紋と朱印が押され、右に『奉拝』の文字、左に参拝の日付が筆書きされます。
右下には季節の花の判子が押されます。4月(卯月)は、桜の判が押されています。
月ごとに替わる季節の花の判子
1月(睦月)桜、 2月(如月)梅、 3月(弥生)蒲公英、 4月(卯月)桜、 5月(皐月)菖蒲、 6月(水無月)紫陽花、 7月(文月)朝顔、 8月(葉月)向日葵、 9月(長月)秋桜、 10月(神無月)紅葉、 11月(霜月)菊、 12月(師走)南天
石碑


祈祷殿横の巨大な石碑には参道側に「鹿嶋大神」、祈祷殿側に「一願成就」の文字が刻まれています。
鹿島大神は、「武神」「軍神」として広く崇拝されていますが、「安産の神」としても知られています。
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アクセスマップ
基本情報
名称 | 鹿嶋神社(かしまじんじゃ) |
所在地 | 〒676-0828 兵庫県高砂市阿弥陀町地徳279番地 |
TEL | 079-447-4676 |
参拝時間 | 24時間可能 |
交通アクセス | 神姫バス【鹿嶋神社行】 姫路駅「北口」から約35分 JR曽根駅から約11分 JR曽根駅から、徒歩約30分、車約5分 |
駐車場 | あり 無料 400台 (※お正月は有料) |
公式HP | http://www.kashimajinja.or.jp/ |
