
沼島は、日本の国土創造神話である「国生み神話」の舞台とされています。
伝説によると、イザナギノミコトとイザナミノミコトの二神が天の浮橋から天沼矛(あめのぬぼこ)で、混沌とした地上を「コヲロ、コヲロ」と掻き回し、その際に滴り落ちたものが積もって、最初にできた島が「おのころ島」とされています。
この島の候補地は日本各地に多く存在しますが、中でも沼島は「おのころ島」の有力候補地とされています。
自凝神社の御由緒
創建年不詳。古くより沼島の人々は、この自凝神社の祀られているおのころ山を御神体として、山裾の海岸「水の浦」から礼拝していたと言われています。
沼島七社の一つであった自凝社の小祠を、大正11年(1922)頃、現在の社殿として創建しました。拝殿は平成14年(2002)再建。
自凝神社の御祭神とご利益
御祭神
主祭神 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
配神 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
日本の神話に登場し、淡路島をはじめ、日本の国々や神々を生み出した夫婦神。
ご利益
夫婦円満、安産、子授け、縁結びなど様々なご利益があるとされています。
自凝神社への行き方

沼島八幡神社を参拝した後、海岸沿いの道を南西に進むと標識が出ています。

細い道を上がっていきます。

途中、イノシシに注意の看板があります。

舗装のないところもあります。

多少不安になりながらも、道標を頼りに登っていきます。

自凝神社の入り口に社号標が立っています。

入り口から長めの階段があります。

階段の途中に石の鳥居があります。

階段を登り切ってすぐのところに拝殿があります。
自凝神社の御朱印

自凝神社の御朱印は、沼島八幡神社でいただくことができます。
初穂料 300円
いざなぎのみこと・いざなみのみことの石像

拝殿の右手から山道の方に進むと、自凝神社の御祭神「伊弉諾命・伊弉冉命」の石像が立っています。
アクセスマップ
基本情報
| 名 称 | 自凝神社(おのころじんじゃ) |
| 所在地 | 〒656-0961 兵庫県南あわじ市沼島73 |
| 交通アクセス | 南あわじ市土生港から船で10分 沼島港から徒歩10分 |

