神社巡り

須佐之男命(すさのおのみこと)ゆかりの神社 須佐神社

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須佐之男命(すさのおのみこと)ゆかりの神社 須佐神社

島根県出雲市 須佐神社

出雲市佐田町の須佐神社は、出雲大社からは車で約30分ほどの距離にあり、出雲地方の神話巡りの一環として訪れる人も多いです。

周辺には須佐川が流れ、自然豊かな環境の中に鎮座しています。

島根県出雲市 須佐神社

須佐神社の御由緒

『出雲国風土記』に、須佐之男命が各地を開拓した後、この地に来て最後の開拓をし、「この国は良い国だから、自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」と言って「須佐」と命名し、自らの御魂を鎮めたとの記述がある古社です。

須佐神社の御祭神

主祭神 須佐能袁命[須佐之男命] (すさのをのみこと)

配祀神 稲田比売命 (いなたひめのみこと) 須佐之男命の妻
    足摩槌命 (あしなづちのみこと)
    手摩槌命 (てなづちのみこと)

須佐神社のご利益

良縁、家庭円満、子宝、子孫繁栄、厄災退散、身体健全などのご利益があるとされています。

須佐神社の鳥居

島根県出雲市 須佐神社 鳥居

鳥居の奥に見えるのが随神門でその奥が拝殿です。

須佐神社 御本殿

島根県出雲市 須佐神社 御本殿

出雲地方特有の「大社造り」と呼ばれる様式の社殿が特徴的で、島根県指定文化財として指定されています。

須佐神社 手水舎

島根県出雲市 須佐神社 手水舎

手水で手と口を洗い清め、心身ともに清らかにお参りをしましょう。

手水について詳しくは ⇒ 神社にお参りするときの手水の作法 をご覧ください。

あわせて読みたい記事

須佐神社 稲荷社

島根県出雲市 須佐神社 稲荷社

御祭神 稲倉魂命 (うかのみたまのみこと)  

利益 五穀豊穣、商売繁盛

三穂社

島根県出雲市 須佐神社 三穂社

御祭神 三穂津比売命 (みほつひめのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)

ご利益 五穀豊穣、商売繁盛、福徳円満、安産、開運、厄除け、病気平癒などのご利益があるとされています。

末社

島根県出雲市 須佐神社 末社

東西に東末社、西末社が向かい合って立つお社です。

御祭神 天忍穂耳命 (あめのおしほみみのみこと)、天穂日命 (あめのほひのみこと)、天津彦根命 (あまつひこねのみこと)、活津彦根命 (いきつひこねのみこと)、熊野樟日命 (くまのくすびのみこと)、市杵嶋姫命 (いちきしまひめのみこと)、田心姫命 (たごりひめのみこと)、湍津姫命 (たぎつひめのみこと)

須佐神社七不思議 塩の井(しおのい)

島根県出雲市 須佐神社潮の井

須佐神社には「七不思議」と呼ばれる神秘的な場所や現象があるとされています。その中の一つに「塩の井」があります。

内陸にありながら海水(塩水)が湧き出ると伝えられる不思議な井戸です。

須佐神社の七不思議
 
 塩の井(しおのい)

須佐之男命がこの潮を汲み、この地を清められたという。
この塩井は大社の稲佐の浜に続いており、湧出に間渇があるのは潮の干満と関係があるという。満潮の時には付近の地面に潮の花をふく。浴用、飲用に用いれば万病に効果があり、産湯に少し用いれば幼児が健康に育つという。わずかに塩味を感じる。

出典:須佐神社境内立て看板

島根県出雲市 須佐神社潮の井

真中よりも周りの方が深くなっているように見えます。

「稲佐の浜まで続いている」とされていますが、須佐神社から稲佐の浜までは約25kmあります。果たして本当につながっているのかどうかは謎です。

塩井の伝説は、須佐之男命が海の神としての性質を持つことから、この神が住まわれた地にある井戸からは塩水が湧き出るとされています。

古くから地元の人々は、この塩井の水を「神の恵み」として大切にされてきたようです。

須佐の七不思議

塩の井 境内に湧出している塩の井は大社の稲佐の浜に続いているので、微かに塩味を感じる。湧き水に間渇があるのは潮の干満のためである。須佐之男命自ら潮を汲みこの地を清められたという。(社記)

神馬 常立の馬と言い、神社に奉納された神馬は、どんな毛色の馬でものちに必ず白馬に変わるという。吉凶禍福や国の大事を予知したと言われている。(社記)

相生の松 本殿の裏に、一本の松に雄松と雌松の両肌のものがあった。昭和の初めに枯れて今は残っていない。(社伝)

影無し桜 昔、隠岐の国に木の影がさして耕作不能の処があった。これを知々井の者が占った処、影は出雲の須佐大宮(須佐神社)の境内の桜の影であるとのことで、願い出て切ってもらい耕作ができるようになった。その切り株から生じた桜は、以後大木にならずに今に至っているという。(社伝)

落葉の槇 須佐之男命の妃姫である稲田姫が誕生山で御子をお産みになったとき、産具を柏の葉で筒包み、それを松葉で綴って川に流され、その包物が流れ着いたところに繁茂して、今日に至る。今でも柏の葉の縁に松葉で刺したような穴がある。(雲陽誌)

星滑(ほしなめら) 神社の西方、中山の頂上近くになめらかな岩肌が見え、その中央辺に光るものがある。これは星の光を映したものだといい、大きく光ればその年は豊作で、小さくて、光沢がなければ不作であるという。(社伝)

雨壺 陣神社の西を流れる須佐川の下流、道路下の田の畔に大きな岩がある。この岩の穴をかきまわすと神の怒りで暴風雨が起こり、洪水が出るという。(社伝)

出典:須佐神社立て看板

須佐神社の御神木 大杉

御神木の大杉は、地元の人々から「大杉さん」と親しみを込めて呼ばれています。

推定樹齢1300年の大杉は、境内の中でも強力なパワースポットとして有名です。

大杉の保護のため周囲は囲いがされているので、直接幹には触れることはできませんが、大きく張り出した根に触れて、神聖なエネルギーを頂くことができます。

御朱印の受付場所と時間

受付場所 社務所

受付時間 9:00 ~ 16:00

初穂料  300円

今回は参拝時間が16時を過ぎていたので、御朱印を頂くことができませんでした。残念です。

アクセスマップ

基本情報

名称須佐神社
所在地〒 693-0503 島根県出雲市佐田町須佐 730
電話0853-84-0605
交通アクセス山陰道斐川ICよりR9をJR出雲市駅方面、R184経由立久恵峡方面へ。車で約30分
JR出雲市駅よりバス約40分 「須佐神社」バス停下車、徒歩5分
駐車場あり 無料
公式HPhttps://www.susa-jinja.jp/

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