稲佐の浜は出雲大社から西へ約1kmのところにある砂浜で、南北に約10km続く海岸で、『日本の渚百選』に選定されています。
旧暦10月の神在月には、全国の八百万の神々をお迎えする、神迎え神事が行われる浜です。

気まぐれルート
山陰 出雲の旅 2泊3日 ドライブ旅行 ひとり旅
兵庫県加古川駅 ⇒ 国道2号(加古川バイパス) ⇒ 国道2号(姫路バイパス) ⇒ 播但道 ⇒ 中国自動車道 ⇒ 米子自動車道 ⇒ 国道9号 ⇒ 山陰自動車道 ⇒ 出雲ロマン街道 ⇒ 県道197号 ⇒ 国道431号 ⇒ 出雲大社まで約265km
【1日目】出雲大社 ⇒ 『稲佐の浜』 ⇒
島根県出雲市 稲佐の浜
『稲佐の浜』は出雲大社の正門から『神迎の道』と呼ばれる、神々を迎える神聖な通りを西へ10分ほど歩いたところにある砂浜です。
国譲り神話ゆかりの地
稲佐の浜は、『国譲り神話』ゆかりのパワースポットです。
『国譲り神話』とは、出雲大社の御祭神である大国主神(おおくにぬしのかみ)が治めていた豊葦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに)を天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御子である邇々芸命(ににぎのみこと)譲った経緯を語り伝えているものです。
『稲佐の浜』は、高天原から派遣された建御雷神(たけみかづちのかみ)と国譲りの交渉をしたという場所になります。
弁天島 「日が沈む聖地出雲」のシンボル

稲佐の浜には浜のシンボルとなっている『弁天島』と呼ばれる大岩があり、弁天島の向こうに夕日が沈む風景は素晴らしく、絶好の撮影スポットにもなっています。
岩の上には海の神である『豊玉毘古命』を祀る『沖御前神社』があります。
『豊玉毘古命』は、海神(わたつみ)の娘で、竜宮に住むとされ、真の姿は八尋の大和邇(やひろのおおわに)と言われています。
ご利益・・・安産、子宝、家内安全、夫婦円満、縁結びのご利益があるとされています。
稲佐の浜の神迎え神事

稲佐の浜では、神在祭の前夜(旧暦10月10日)に、全国の神々をお迎えする古式豊かな『神迎神事』が行われます。
夕刻7時、暗くなった稲佐の浜で御神火が焚かれ、注連縄が張り巡らされた中に神々の依り代となる神籬が2本、御使神『龍蛇神』さまが海に向かって配置され、神事が執り行われます。(浜での神事は約20~30分)
神事が終わると、神籬は両側を絹垣で覆われ、龍蛇神がさまがご先導となり、高張提灯が並び奏楽が奏でられる中、稲佐の浜から出雲大社への『神迎の道』を御神幸されます。参拝者もこれに続き出雲大社へ供奉します。
そして出雲大社神楽殿または拝殿にて奉迎の『神迎祭』が執り行われ、神迎祭が終わると八百万の神々は宿所となる東西の十九社に鎮まられます。
稲佐の浜の砂

稲佐の浜の砂には大切な役目があります。
出雲大社で『御砂』を頂くためには、稲佐の浜の砂を持ち帰らなければなりません。
出雲大社の御砂は『素鵞社』でいただくことができますが、稲佐の浜の砂を納めてから、素鵞社で出雲大社の『御砂』をいただきます。
『御砂』をもらいたい時には、出雲大社に参拝に行く前に、稲佐の浜に立ち寄って砂を持ち帰りましょう。
私は、出雲大社素鵞社を参拝してから御砂のことを知りましたので、この時は御砂を持ち帰ることができず、参拝した後に稲佐の浜に行って砂を持ち帰りました。
夕方近かったので稲佐の浜のきれいな夕日を見ることができましたが、翌日再び出雲大社素鵞の社を参拝して、稲佐の浜の砂を納め出雲大社の御砂を頂くことができました。
アクセスマップ
基本情報
名称 | 稲佐の浜 |
所在地 | 〒699-0702 島根県出雲市大社町杵築北 |
交通アクセス | 一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩15分 出雲大社から徒歩10分 |
駐車場 | 有り 無料 |
公式HP | なし |