鳩が自宅のベランダに来るようになったら、早めの対策が必要です。この記事では鳩がベランダに来ないようにする鳩よけ対策について解説しています。
鳩が巣作りを始めていたら
鳩がペアで来るようになり、小枝を運んで来るようになったら、すでに巣作りを始めています。
一日でも早く対策をする必要があります。
鳩が運んできた小枝を見つけたらすぐに処分する。鳩のフンはすぐに除去して清掃する。隙間や物かげに入れないようにする。などの対策が必要ですが、鳩が一度巣作りを始めると、その場所への執着心がかなり強く、追い払うだけでは、しつこくやって来ます。
鳩の作りかけの巣や運んできた小枝を処分したからといって、安心してはいけません。次の日には巣が完成して卵を産んでいるかもしれません。油断をしてはいけません。
鳩が巣を作る前に気を付けること
そもそも鳩はなぜベランダに来るのでしょうか?
鳩は猫やカラスなどの外敵から身を守れる高いところを好みます。マンションのベランダは、地上からの高さがあり、鳩にとって安心して休憩できる場所でもあります。
また、給湯器やエアコンの室外機、植木鉢といったものが多く置いてあり、鳩が外敵から身を隠したり、巣を作り子育てするにも最適な場所であるためベランダへやって来るようになります。
鳩はその場所が気に入ると頻繁にやってくるようになり、安全であると認識するとペアで巣作りを始めます。
例えばエアコンの室外機の下や裏側のスペース、植木鉢や物置のかげなどは、鳩の天敵でもあるカラスや猫から襲われる心配も少なく、格好の巣作りの場所となります。なるべく余計なものを置かず、鳩が来ていることに気づいたらベランダに出るなどして追い払いましょう。
鳩がベランダに来るようになったら一刻も早く鳩対策を
鳩が自宅のベランダに来るようになったら、早めの対策が必要です。最初は時々見かけるくらいだったのが、鳩がその場所を気に入ると毎日やって来るようになります。
毎日姿を見せるようになってくると、フンで手すりや床、洗濯物まで汚れてしまうなどの被害が出て、大変迷惑な存在となっていきます。
鳩は自分のフンの匂いがする場所を”縄張り”と認識するそうです。ベランダの手すりや床にフンがついているのを見つけたら、早めに取り除いて清掃をしましょう。また、巣を作られないように、ベランダをすっきりと片付けて、隠れる場所をなくしましょう。
鳩がベランダに来るようになっても、一日中見張ってるわけにはいきませんが、できるだけベランダへ出入りをして、人がいることを知らせ警戒させましょう。ベランダに鳩が来ている気配がしたら、カーテンを開け閉めするだけでも、逃げていきますので効果があります。
次に、まずは鳩が嫌がる匂いやグッズで対策をしましょう。鳩が嫌がるもので対策ができるのは、時々羽休めに訪れる最初の段階だけです。巣作りを始めたら、もう効果はありません。
ベランダに鳩が巣を作り出す前に、まずはベランダに鳩が来ないように対策することが必要です。鳩がいったん巣作りを始めると、追い払っても追い払っても、なかなかあきらめずに隙を見つけては何度となくやってきます。鳩は執着心が強く、かなりしつこいです。
自宅のベランダが鳩の憩いの場所にならないように、早めの対策で鳩を寄せ付けないようにしましょう!
鳩が嫌がるものって何?
鳩が嫌がる匂い
鳩はバラやミント系のハーブ、ハッカ油、酢や木酢液などの匂いを嫌うといわれています。
バラの鋭くとがったトゲは体を傷つけることもあり、鳩は本能的にバラを危険なものと認識するため、バラの匂いがする場所には近寄らないようです。ベランダにバラの鉢植えを置いてみるのもよいですが、バラは病害虫にも弱くベランダで育てるのは難易度が高くなります。
バラの精油を水で薄めて霧吹きで鳩が来そうな場所に振りかけるのもよいでしょう。
ミント系のハーブを育てる。これはある程度大きな株に育て、数もたくさん置かないとあまり効果は期待できません。鳩が来るようになってからあわててミントの苗を植えて育てたのでは間に合わないかもしれませんが、ハーブは成長も早く育てやすいので、ハンギングバスケットで育てて、1mおきくらいに手すりに引っかけておくとさわやかで見た目にも楽しめます。また、ミント系のハーブは食用としてお菓子や清涼飲料水、お料理に使うこともできます。
ミントに含まれるメントール成分は虫よけ効果も期待できます。
ハッカ油を水で薄めて霧吹きで鳩が来そうな場所に振りかける。ハッカはジャパニーズミントとも呼ばれ、ぺパーミントやスペアミントもハッカの仲間です。ミント系のアロマオイルを使用してもよいでしょう。しかし、雨風の影響を受けやすく、すぐに匂いは消えてしまうので、こまめに霧吹きをする必要があります。
また、ハッカ油に含まれるメントール成分には、抗菌作用があると言われています。スーッとした清涼感のある香りは、気分をリフレッシュさせてくれ、リラックス効果もあります。
鳩が嫌いなハッカの匂いは害虫も嫌いなので虫よけ効果も期待できます。
酢や木酢液を水で薄めて霧吹きで鳩が来そうな場所に振りかける。これもハッカ油と同じ方法ですが、匂いがきついので気になるかもしれません。また、金属にかかると酸化して腐食する恐れもありますので、使用する際には注意が必要です。木酢液は植木や草花の生育促進と病害虫予防、土壌の改良などにも使用されます。
あと、効果のほどは確かではありませんが、スーパーの野菜コーナーで売っている根付きネギを料理で使った際に、根っこから7~10㎝くらいを残しておいて、我が家のベランダ菜園のまねごとで、大きめのプランターに等間隔に植えて育てていました。
一度踏み荒らされた形跡があったのですが、その後鳩が近寄らなくなりました。
鳩はミントなどのハーブ系の匂いを嫌うようなので、ネギの匂いも嫌いなのかもしれません。
鳩の忌避剤
鳩の主な忌避剤は固形タイプ、スプレータイプ、ジェルタイプの3種類です。
固形タイプ
鳩が来てほしくない場所に置いたり、手すりや物干しに吊るすだけで、手やベランダも汚れず、一番手軽に使える忌避剤です。
効果は約1か月程度、効果の範囲は約50~100cm、香りは鳩が本能的に嫌うミント系を使用しているものが多いです。
3mのベランダで2~3個設置するのが効果的です。
スプレータイプ
鳩が嫌がる匂いのするスプレーをベランダの手すりやエアコン室外機の上など、鳩が来る場所に吹き付けるだけで簡単ですが、雨風の影響も受けやすく、効果の持続時間が短いため、こまめにスプレーする必要があります。ほとんどの商品で匂いが持続するように、合成香料が使用されています。
ジェルタイプ
忌避剤の中でも一番強力なのがジェルタイプです。鳩が飛来する手すりなどにジェルを塗布します。
ジェルが鳩の足や羽に付着する不快感、ジェルに含まれる鳩が嫌がる匂いや味を嫌い、塗布した場所に鳩が寄り付かなくなっていきます。
直接手すりなどに塗布しても構いませんが、効果がなくなってきて塗りなおす時、除去するのに手間がかかってしまいます。塗布する前にあらかじめ養生テープなど剥しやすいテープを貼り、その上に塗布するのがおすすめです。
うっかり手を置いてしまったり、物を置いてしまうとベタベタが付いてしまうので気を付けましょう。
鳩よけグッズ
鳩よけ キラキラ光るもの
鳩が時々やってきてフンをするので、”まずは手軽に鳩よけをしたい” という時におすすめなのは、キラキラ光るプラスチック製の吊り下げる飾りや風になびくキラキラテープです。
鳩や鳥はキラキラと光るものを警戒しますが、これは視覚的に脅すものになります。田んぼに稲穂が実るころ、稲穂の上にキラキラと光るテープが張られているのを見かけたことはないでしょうか?
キラキラ光るものなどで視覚的に脅し、鳩がベランダに来なくなるのは一時的ともいわれています。これは、鳩が最初は見慣れないキラキラ光るものを警戒していたが、見慣れてしまうと危険なものではないと学習してしまい、近寄ってくるようになってしまうからです。
取り付けてしばらくは来なかったが、また来るようになった、という時は、吊り下げる場所を変えてみる、別のものに変えてみる、他のものと組み合わせてみる、など変化を加えてみましょう。
鳩よけ とげとげシート
高さのあるとげとげで鳩がとまれなくなります。手すりやエアコン室外機の上など、鳩が止まりそうなところへ設置して鳩が飛来するのを防ぎます。
鳩よけとげとげシートの利点は、匂いもなく物理的に鳩がとまれないようにするため、一度設置をするとほとんど手間がかかりません。
材質は樹脂製や金属製のものがあります。金属製のものは樹脂製のものより耐久性がありまが、樹脂製のものは黒、茶色、緑、半透明などカラーが豊富で、使用場所によって景観に合う色を選ぶことができます。また、ハサミで必要な長さにカットできるものもあります。
防鳥ネット
鳩がすでに巣作りを始めてしまった場合には、巣作りをすることに決めた場所への執着心が強いため、鳩の忌避剤や鳩よけグッズでは効き目がありません。
そんな時はベランダ全体に防鳥ネットを張ることで、一番確実に鳩がベランダに侵入することを防げます。
鳩がエアコン室外機の後ろに入り込んで、巣を作ろうとしてしまうなど、狭いスペースに入り込まないようにするには、100円ショップなどで売っている園芸用のネットで代用することもできます。
ネットはピッタリと隙間なく張ることが大切です。鳩は一度巣作りを始めると、ものすごい執着心でその場所へ巣を作ろうとします。ネットの下から潜り込んだり、壁との隙間から入り込んだりもしますので、簡単にめくれたりしないように重しをのせるなどの対策をしましょう。
また、エアコン室外機の下の、こんなところに⁉ という隙間にも巣を作ることがあるので、水を入れた2ℓペットボトルを詰めたりして隙間をなくしておきましょう。
ベランダの一部でなく全体にネットを張る場合、ベランダの大きさや形状によっては自分でネットを張ることが難しい場合もあります。また、ネットを張ってみたものの、隙間ができて鳩が入ってきてしまう、という場合には専門の業者に依頼するのもよいでしょう。
市販の鳩対策で効果がない場合は
鳩の嫌がる匂いや忌避剤、鳩よけグッズなど、色々試して手は尽くしたが市販の鳩対策では効果がなく、鳩が住みついてしまった。対策が難しい場所で何もできない。
大量のフンで美観に影響が出て景観被害が深刻。
そういった場合には、やはり専門業者のプロに依頼するのが良いでしょう。
鳩対策をしてくれる専門業者は、鳩被害の現場を多数見てきたプロです。対策後の清掃や消毒に加え、再訪防止策も徹底的に行ってくれます。
また、鳩の追い払い方や再訪防止策の疑問にも答えてくれます。
特殊なネットを貼ったり、薬剤を使用することもありますが、薬剤は天然成分を使用したものを使うので安全です。
丁寧に現地確認・調査をしてから作成する見積り金額以外に、追加で料金が発生することはありません。
キャンセルも無料です!
相談・現地調査・見積もりは完全無料なので、まずは相談してみましょう!
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